ノンバイナリーとは、その意味と
ファッションについて語っていきます。
最近、歌手の宇多田ヒカルさんが
自分の事を"ノンバイナリー"だと
カミングアウトしたとニュースになっていたのを
皆さんはご存じでしょうか?
ではこの"ノンバイナリー"とは
どういったセクシュアリティの事を指すのか
その意味と、また
ファッションについての相互性についても
今回は語っていきたいと思います。
実はノンセクシャルな私も
以前、セクシャリティ診断ツール
anoneで診断をした際に【表現したい性】が
"ノンバイナリー"
という診断結果で出ました。
その際の詳細は以下の記事で紹介してますので気になる方は是非!
【anone診断】ノンセクの私の「表現したい性」について
診断結果で出たように自分自身も
ノンバイナリーだなと思う節も沢山あって
女だからこう、男だからこうしなきゃならない
ファッションや趣味に対しても
何に対しても性別がついてくるって考え
凄く嫌いなので(笑)
そう思うと私もどこかしら
ノンバイナリーな考えは
一部はあるのかなと思います。
意外と当てはまる人多いんじゃないでしょうか?
Contents
ノンバイナリーとは?その意味について
ノンバイナリーとは?その意味について
まずは言葉自身について紹介していきましょう。
ノンバイナリーとは
"男性でも女性でもないアイデンティティ"
自分自身が男女という二択の性別
どちらかの性別に当てはまる事の無い考えを指します。
例えば
「男に生まれたけど自分は男と女どちらの時もある」
など、性別をこっち!と決めない人々は
ノンバイナリーとされる。とも言います。
自らの性別を定義しない
そんなセクシュアリティですね。
因みに米国では
性別の選択肢として、男女以外に
ノンバイナリーという選択肢が2019年時点で
選択可能にもなったといいます。
もうこの時点で自国の生き辛さと
ジェンダーに対する関心の低さ、取り組みの遅さ
少し感じてしまいますよね…苦笑
ノンバイナリーの語源とは?
ではノンバイナリーという言葉の語源について
少し深堀していきましょう。
まず、バイナリー(binary)とは
【ジェンダーバイナリー】つまり
【男性・女性の2つの性別のみで、
生物的性で生物を分類する見解】からきているといいます。
この見解がない。
つまり「男女二元論に当てはまらない」
この考えがノンバイナリーの意味する部分に値します。
男女二元論、この考えがなくなる事は
きっとないとは思うものの、
当てはまらない人もいる。
それがノンバイナリーというセクシャリティ。
この言葉や意味を1人でも多くの人に
知って貰えるだけでも
大きな第一歩になるのではないかとそう思います。
ノンバイナリーとファッションについて
ノンバイナリーとファッションの相互性について
次に紹介していきましょう。
ノンバイナリー=男女二元論に当てはまらない
具体的にどういうことなのか、、、
ファッションが1つのポイントにもなってくるのかなと
個人的には思います。
例えば、ノンバイナリーではない
男女二元論で考えると
男性であれば格好良い、パンツスタイル
スーツや革靴、ネクタイ
寒色系や、黒や青の色味をした
所謂"男性らしい"恰好
反対に女性であれば
ふわふわ、きらきら、ひらひらした
スカートやワンピース
暖色系や、ピンクや白の色味をした
所謂"女性らしい"恰好
上記は完全に個人的なイメージで話しておりますが
何となく、皆さんの中にも
凝り固まった男性らしさ、女性らしさがある筈です。
そんな、"らしさ"を覆す、
女性がメンズライクの恰好
男性がぴちっとした細身の恰好 等々
性別に囚われない
ノンバイナリーなファッション
上記も個人的な1イメージなのですが
最近では増えてきているのかな?と
個人的に嬉しく思ったりします。
ユニセックスな商品とかも
該当するのかもしれませんね。
そして、自分自身もめちゃくちゃ
メンズライクな人間なので
この辺りもノンバイナリーな部分を
強く感じる1要因ですね。
ノンバイナリー×ファッション
相互性はかなり高いのかなと思ったりします。
私はどちらかというと
男だから女だからという風に
自分の事を見てほしくないし
他人の事も見たくはないです。
ただ世間ではこの男女二元論は一般的で
どうしたって、女らしさ、男らしさは
付き纏ってくるものです。
ただ、個人的には自分の性と同じ様に
ファッション、言葉遣い、趣味
生きる上での性表現を合わせる必要なんて
無いと思っています。
自分たちが自分らしくある為に
「女」らしく ではなく
「男」らしく でもない
「自分」らしく 自らを表現出来て
一人でも多くの人が
楽しく人生を謳歌できる様な
ノンバイナリーが受容される
そんな世の中になれば
自分らしいファッション、言葉、行動
好きな自分を表現できる人も
増えてくるんじゃないだろうかと
そう、思えます。
今回の宇多田ヒカルさんのような
著名人の方のカミングアウトは
当事者からすれば、
ノンバイナリーを世間に知って貰える
大きな第一歩であって、
大きな影響を持つ人が発信することで
何か良い方向に動いていければいいなと
他力本願じゃないけども
これは一つの大きな一歩になるんじゃないかと
そう思った次第でございます。
昨今では、セクシャリティを表す言葉が
多様化しており、細分化され
私自身も初めて聞く語句もあるし
日々、インプットの毎日です。
きっと言葉を知らずとも
無自覚のまま自認してる人も多いはずなので
少しでも知るきっかけになってくれれば幸いです。