「タチ」「ネコ」「リバ」をご存じでしょうか？
それらの用語とその語源を語っていきたいと思います。
前回綴った「ボイ」「フェム」はコチラ
最早ノンセクの私にとっては
完全に通る事のない用語ですし
どちらにも属さない訳なのですが、
界隈内で出会いを求めている人からすれば
重要な事なのかもしれません。
では、見ていきましょう。
Contents
用語の発端について
レズビアンやゲイセクシャルなど、
同性と恋愛をする人は、
「ネコ」「タチ」「リバ」「バリ」
といった用語を使います。
BLや百合作品などに興味がある人は
この用語にも見覚えがあるかもしれないですね。
要は同性同士での恋愛においての
位置づけ？役割的なもの？と
私は捉えております。
攻める側の「タチ」について
「タチ」とは要するに恋愛における
攻める側（世間的に言うと男性側）の
ポジションの人をそう呼ぶそうです。
ただ、見た目が男性的だからといって
必ずしも「タチ」になることはないらしく、
前回話した見た目的な「ボイ」「フェム」と一緒に
「ボイタチ」「フェムタチ」等と呼ぶらしいです。
またタチの語源には、二つの説があるらしく
・歌舞伎や宝塚などで、男役のことを
「立ち役」という為、ここからきているという説
・男性器の隠喩の「太刀（たち）」からきているという説
引用：yummy
これらの説があると言われています。
名付けた人も凄いなって思いますが
用語を浸透させた人も凄いなって思います。
受け身な「ネコ」について
「ネコ」は「タチ」とは相反して
恋愛における受け身側（世間的に言うと女性側）の
ポジションの人をそう呼ぶそうです。
「タチ」同様に見た目には関係ないらしく、
必ずしも女性に関しても
フェムだからネコという訳でもない、、
まぁ未知なる領域ですね。笑
また、ネコの語源も、主に二つの説があります。
・工事現場で使う一輪車がネコと呼ばれていて、
そこからきているという説
（作業員が一輪車を押している姿が、
同性愛者が行為をしているように見えることから）
・女性器の隠語であるプッシーキャットが由来だという説
引用：yummy
何だかこういった語源を見ると
場面から発生するケースもあるんだと
今後も色んな用語が出てきそうだなと思いましたね。
どちらでも可な「リバ」について
また「ネコ」や「タチ」に対して
『どっちでもいける』『合わせられる』
という人を「リバ」と言います。
またこの「リバ」と呼ばれる方の中でも
好みがあれば、ネコ寄りのリバやタチ寄りのリバ等
表現は様々です。もうカタカナが多い。
更にリバの語源も、主に二つの説があると言われています。
・Liberty（自由）。自由に選択できる、
という意味からきているという説
・Reverse（逆・反対）。反対の役割もできる、
という意味からきているという説
引用：yummy
これは一番わかりやすいというか
自分にとってもなるほど！と思える語源ですね。
ただ、相手によって合わす事が出来るという感覚が
最早私にとっては未知すぎます…(・o・)
変えられない「バリ〇〇」について
上記の「リバ」とは対照的に
『絶対変えられない、無理、しんどい』という方もいます。
そういう方々は『バリ』という言葉を使います。
例えば「ネコ」や「タチ」に合わせて
『バリタチ』『バリネコ』という表現になります。
もしも相手からそう言われた場合は、
きちんとこの人はタチしかできないんだと理解した上で
大体譲歩できる方が合わせるようになるとの事です。
こういった表現のお陰で
合意の無い上での行為が無くなるのは
素敵だなと思いましたね。
まとめ
私は自称ノンセクなので、
どれにも属する事はないですが
同性愛におけるこういったポジショニング？は
恋愛をする上では
結構大事にはなってくるんだろうなと
かなり他人行儀にはなってしまいますが、
それは感じました。
そこの需要と供給が合っていないと
恋人になって、恋愛をしていく上で
何らかのしがらみが出て来ると思います。
ただ、私は、異性間での恋愛においては
男性が絶対に攻める側で、女性が受け身側と
当たり前に決まっているのもなんだかな～と
思ったりします。。
こう思ってる時点で
消去法で考えると、受け身の方が嫌なので
自分がどちらかに分類するとするならば
「タチ」になるんですかね。難しい。。
そもそもどちらかに属する必要性もないし
要素も無いので何とも言えないですが（笑）
ただ、界隈のオフ会等に参加した時には
「タチ」か「ネコ」かどっちなのかを
よく聞かれるというのは聞いたことがあります。
異性間でも同性間でも関係なく
こういった役割？的な部分に関しては
恋愛において行為が必要とされる場合
大切な事なんだと、
当事者でない私も改めて思いましたね。